香取神社の本殿彫刻(越谷市指定文化財)
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説明
大沢香取神社の奥殿の板壁には、大黒天や高砂の翁・龍などさまざまな彫刻がほどこされている。
この壮麗な本殿は、棟札によると慶応2年(1866)の再建、彫刻師は浅草山谷町・長谷川竹次良で、この板壁の北面には、川面で布を洗ったり、製品を竹竿にかけて干したりする紺屋の労働作業を表現した図柄が彫刻されている。
江戸時代、越谷・大沢は、紺屋の盛んな所で、当時の作業状況を知る貴重な民俗資料といえる。なお、越谷にはこうした労働作業を彫刻したものはここにしかみられない。